これから開局する人のために、一番簡単で開局者も多数いる第4級アマチュア無線技士を開局するまでと基本ルール(?)を紹介しましよう。 ■開局するには 免許の取得ですが、国家試験のほうが安上がりでなにかと好都合のように思えます。確実に取得したいのなら講習を受けて終了試験に合格するのも手ですが、なにしろ受講料が高いです(^^;。ちなみに講習だと合格率99.6%で、国家試験は68%と言われています(今はどーだか知りません)。 国家試験を受けるには、書店などで申請書を購入して事前に申し出なければなりません(当たり前か)。申請書を提出したら3週間程で手続きが終了し、試験日の連絡封書が届きます。確か、試験日は3つぐらいから選べた思います。試験は地方だと年に2・3回程度しかありませんが、東京だと毎日行われています(たぶん)。 連絡から試験当日まで2ヶ月程度ブランクがあるので、それまで必死に勉強しましょう。学校の勉強とは異なるので、最初は何がなんだか全くわかりません。とにかく専門用語だらけです。別世界そのものです。しかし、約500問程度を暗記するだけなので、投げ出すほどのものではありません。1日10問ずつ暗記すれば余裕のよっちゃんですね(^^。しかも4択です。 問題を大別すると、無線工学と法規に分かれます。無線工学は、無線機のことやアンテナ、その他技術的なもので、最初は何がなんだかサッパリ意味不明です。法規は、電波法に関することや運用方法などで構成されています。こちらは通常の人間なら何とかなるでしょう。 無線受信の経験があれば、一部ですが無線工学は結構楽です(だから私は楽だった^^)。 ある程度暗記したら、試しに以下の問題に答えてみましょう。 取得して4年も経過してしまったので答えが合っているかどうかは分かりません(^^; −無線工学編− Q1.他の無線局に受信障害を与えるおそれがないのは、次のうちどれか。 (1)送信電力が低下したとき。 (2)寄生振動があるとき。 (3)高周波が発射されたとき。 (4)妨害を受ける受信アンテナが近いとき。 Q2.FM送信機で28MHzの周波数の電波を発射したところ、FM放送受信に混信を与えた。送信側で考えられる混信の原因で正しいのはどれか。 (1)1/3倍の低周波が発射されている。 (2)寄生振動が発生している。 (3)過変調になっている。 (4)第3高周波が強く発射されている。 Q3.ニッケルカドミウム電池の特徴について、誤っているのはどれか。 (1)この電池1個の端子電圧は1.2Vである。 (2)繰り返し充電することができない。 (3)過放電に対して耐久性が優れている。 (4)比較的大きな電流が取り出せる。 Q4.「電波」についての説明の中で、誤っているのはどれか。 (1)光と同じく電磁波である。 (2)真空中は毎秒30万キロメートルの速度で電送する。 (3)大気中は音波と同じ速度で電送する。 (4)光より波長が長い。 Q5.図の電圧計において、倍率器の抵抗Rをメーターの内部抵抗rの3倍の値に選べば、測定範囲は何倍になるか。 (1)2倍。 (2)3倍。 (3)4倍。 (4)5倍。 −法規編− Q6.無線電話通信において、通報を確実に受信したときに使用する略語は、次のうちどれか。 (1)受信しました。 (2)「了解」又は「OK」。 (3)ありがとう。 (4)終わり。 Q7.免許人が不正な手段により無線設備の設置場所の変更の許可を受けたとき、その無線局について郵政大臣から受けることがある処分は次のどれか。 (1)周波数又は空中線電力の制限。 (2)運用許容時間の制限。 (3)運用の停止。 (4)免許の取消し。 Q8.アマチュア局の行う通信における暗語の使用について、電波法に定められているのは、次のどれか。 (1)相手局の同意がない限り暗語を使用してはならない。 (2)必要に応じ暗語を使用することができる。 (3)承認を得た暗語を使用することができる。 (4)暗語を使用してはならない。 Q9.アマチュア局に備え付けておかなければならない書類の中にに含まれているものは、次のうちどれか。 (1)無線従事者選解任届の写し。 (2)国際電気通信条約。 (3)無線検査簿。 (4)局名録。 Q10.無線局の免許人は、非常通信を行ったとき、電波法の規定によりとらなければならない措置は、次のどれか。 (1)中央防災会議会長に届け出る。 (2)市町村長に連絡する。 (3)都道府県知事に通知する。 (4)郵政大臣に報告する。 いかがでした?。ほんの一握りを書いてみましたがだいたいこんな具合です。ちなみに、間違っている答えがありましたら教えてくださいね。(^^ ■試験 まず、試験会場に到着したら受付を済ませましょう。そうそう、会場には1時間前には到着したのがいいと思います。 あとは待合室やロビーで最後の復習をするだけです。読み返しておくだけでも結構効果があるので、必ずやっておきましょう。 とうとう出番がきました(^^。試験官の指示どおり速やかに行動しましょう 。もたついていると、大の大人がマイクで怒鳴られます。所定の位置に(いや、フリーだったかな?)着席したら受験票を机の右上に置きます。最初、10分くらいは注意事項を聞きます。問題は無線工学から12、法規から12問、合計24問出題されます。そのうち18問正解すれば合格になります(4級は筆記試験のみです)。解答用紙はマークシートになってます。 いよいよ試験開始です。小学生や中学生など、このような公的試験を行ったことがない方は始めの合図とともに頭の中が真っ白になります。そこで焦ってはなりません。試験時間は30分あるのですから、最初の5分は気持ちをゆっくり落ち着かせましょう。試験中に、試験官が受験票の写真と受験者の顔の確認にきます。その時は顔を上げて見やすくしましょう(注意事項で告げられます)。 ひとどおり見直したら退室し、合格発表を待つのなら2時間ほど待合室に待機します。約2日後に到着するハガキで正式な結果を知ることができるので、時間に余裕がない方は決戦の舞台を後にします(^^;。私はハガキで知りました。 ■これからが長い 試験に受かって喜んでいる場合ではありません。これから色々と開局手続きがあるのです。 自分が開局したい周波数と電波型式を決めましょう。手っ取り早いのが144MHz帯のF3(FM)です。トランシーバーも3万円程度からチラホラあるのでお手軽です。しかも、他局もたくさん開局しているし、なにしろ初心者が多いです。そうといって、本気でアマチュア無線を楽しむ気のある方が144MHz帯のF3だけしか申請しないと大変なことになります。もし他の周波数帯に移動してたいのなら後から変更手続きなどがあるので、できるだけ沢山申請した方がいいです(料金も変わらないし)。 使用するトランシーバーもあらかじめ決めておかなければなりません。機種なども書類に記入するからです。記入漏れがあった場合は注意書きとともに送り返されてしまいます。開局までさらに時間を要することになってしまうので、十分気を付けましょう。 ■やっと発行された! 試験を受けるために手続きをしてから3ヶ月、やっと免許証が発行されました(左写真)。これでやっとON AIRできるぅ!!なーんて思ったらとんでもない。これでは免許を与えられただけで、法律上はまだ開局できません。しかも、呼出符号(コールサイン)もまだ通知されていません。 言っておきますが、法律で認められた運用方法以外の時の運用時に免許証を持ってないと不携帯で罰せられます(^^ 免許証が到着してから1ヶ月程経過すると、こんどは無線局免許状が送られています。よくよく見ると、免許人が送信できる周波数、電波型式、最大出力、起動範囲などが記されています。上の方には「呼出符号」!!。これでやっとハムになったわけです。いつでも交信が可能です。 ■交信する前にちょっと ファーストQSO(初交信)の前に、今まで試験勉強したことを思い出しましょう。試験通信で電波を出してみてテレビやラジオに異常はありませんか?。妨害がみられたら適切な処置を施しましょう。妨害があるまま交信するのは違法です。それと、トランシーバー周りを再確認して身の安全を確認しましょう。ボールペンとログブックも忘れずにね。でも、このページ読んでいるのならだいたいの方はパソコンを持っていることになりますね。フリーソフトの交信ログ管理ソフトもあるので、検索などデータ管理を考えるとパソコンを使った方が便利です。しかし、慣れないうちは相手局のコールサインを把握するのもやっとのはず。タイピングしている余裕なんかあるはずありません。パソコンは慣れたら使いましょう。 ■ON AIR!!! では、いよいよ電波を出します。まずはサブチャンネル(他局が交信していない周波数)を探します。144MHz帯のアマチュアバンドはメインチャンネルで他局に交信したいことを申し出て、サブチャンネルで実際の交信になります。あらかじめサブチャンネルを探しておき、忘れないようにメモしておくかトランシーバーのメモリー機能を使いましょう。チャンネル探しの時はバンド区分に従いましょう。他局に迷惑をかけないよう、決められた周波数区分で決められた電波型式を使います。 サブチャンネルが見つかったら交信相手を探します。145.0000MHzのメインチャンネルにセットして他局が交信していないのを確認してPTTボタンをPUSH。「CQ CQ CQ, Hello CQ two meter.This is 7M3VLS、セブン マイク スリー ビクター リマ シアラー。どちらか入感局ございましたら、次回***、**にてコールします。よろしくお願いしま〜す」とひとどおりみなさんにお知らせします。そして、先ほど探したサブチャンネルへすぐに切り替えて、さらに「CQ CQ CQ,Hello CQ 2M。メインからQSYならびに当方の通信を受信している方いますか?こちらは7M3VLS、セブン マイク スリー ビクター リマ シアラーです。どちらか入感局ございましたらコールください。受信します。」と言います。すると、気のいい相手局がコールサインを送ってくれるのでそれをメモ。同時にRSレポート(信号の強さと明りょう度を数字で表す)に備えてトランシーバーのシグナルメーターに気を配りましょう。 で、まずファーストQSOのことを相手に伝えましょう。そうしておけば、もし分からないことがあったら教えてくれますからね。 最後にQSLカード(交信した証明証)の発行の有無を確認します。それで、1交信が終了します。待機している他局がいたら引き続き交信し、だれもいないのならチャンネル解放の一報を入れてます。 どうでした? CQのところに出てくる two meter とは、144MHz帯のアマチュア無線の俗語です。145.00MHzの波長が2mちょっとのところからきています。430MHzだと four thirty になります。 (なぜ英語なのか理由はわかりません^^;)
ある程度暗記したら、試しに以下の問題に答えてみましょう。 取得して4年も経過してしまったので答えが合っているかどうかは分かりません(^^;
−無線工学編−
Q1.他の無線局に受信障害を与えるおそれがないのは、次のうちどれか。 (1)送信電力が低下したとき。 (2)寄生振動があるとき。 (3)高周波が発射されたとき。 (4)妨害を受ける受信アンテナが近いとき。
Q6.無線電話通信において、通報を確実に受信したときに使用する略語は、次のうちどれか。 (1)受信しました。 (2)「了解」又は「OK」。 (3)ありがとう。 (4)終わり。