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春秋山伏記 (角川文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 244174 位
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素朴で面白い
山形県庄内地方出身の藤沢周平作品です。庄内地方の山伏がモデルです。山伏の荒々しく怪しいが、心やさしい存在が面白いです。村人のよろず解決といったところでしょうか。庄内地方の土着の風俗が伝わってくるようです。また、全編庄内弁で書かれており、味わいがあります。庄内地方の民話的な作品に仕上がっています。面白かったですよ。
藤沢作品としては普通の
ホントは、新潮社の方の文庫で読んだんだけどそれがリスとになくって。。。
悪くはないですもちろん、藤沢周平さんですから。
だから、★三つは、藤沢周平の作品として、普通の(だから、いいわけね)ものである、と言う意味です。
山伏を中心に、江戸後期の日本海側の小さな村の日々を綴った。事件はあるけど、何と言うか、心が締めつけられるようなことはなく、どちらかと言うと、庶民の生活が額を通して描かれているような。
起伏に乏しく、ドラマ性も少なくみえるけど、本当はそれなりにかなりの事件が続き、庶民の生活はその中で淡々と過ぎて、始まり終わって行くんだなぁ、なんて、そんな思いにふけります。
歴史上の大事ではないところで、庶民の大事が一杯あるんだ、自分の生活にもね。
こころ穏やかに読むことが出来ます。
この本は藤沢周平の本の中ではかなり珍しく、方言(山形県庄内地方:庄内弁)が全編に渡って使われている。
その為、前半はこれに慣れずなかなか読むのに苦労する。
但し読み進めていくうちに、この方言は新潟の方言と似ていることに気がつく。
さすがに隣の県だけはある。
山形は東北といえども、この本からするとそれほどずーずー弁ではないようだ。
が、やはり読みにくいことは確かである。
さて内容であるが、
「山伏」の話である。
「必殺」ものでも、「侍」ものでもない。
なかなか地味ではある。
そういう意味では「スパッ!」と気持ちのいい物ではないが、
どちらかというと「情緒」ものであろうか?
私の世代でも、この「山伏」にはなじみが無い。
そういう意味でこの作品はちょっと最初からマイナーである。
そこで調べてみた。
約25年の作家人生の中で、この作品は前半期の作品である。
但し、この作品の前には、「用心棒シリーズ」も、「隠し剣シリーズ」も出ている。
では、どうして、「山伏」なのか?
出版社の編集者側からの発案らしい。
著者のふるさと:山形県に由来しているらしい。
さて、興味のある方は、どうぞ。
箱庭の様な・・・
暖かい。 古きよき日本の小さな田舎の世界観。 こみあげる懐かしさは遺伝子が共鳴しているのか・・・ 今はもう珍しいというより既に過去のものとなってしまった閉鎖的な共同体社会に憧れを感じてしまう。 当然、頭の中にできあがった箱庭の様なこの世界で、藤沢流の個性的な村民達が泣いたり笑ったりする。 ノスタルジックに、リラックスして読むことができる一冊。
さわやかで癒される佳作
私はかつて、奈良の山中をハイキングしていた時山伏に突然出会い相当ビックリさせられたことがある。時折しか人すれ違わない山道を翔けるように降りてくる山伏達は極めて異形であった。 現代社会といわず古来から、山伏達は里の人間にとって異形であり、里に住み祈祷や「まじない」を行う里山伏ですら異質の人間としてとらえられていた。 この連載小説は、羽黒山からやって来た気は優しくて力持ちの山伏「大鷲坊」が色々な村の事件を通して次第に村人からの尊敬を集めるようになっていく物語で、筆者がかつての山村の暮らしを愛情こめて綴ったもの。 現代から見れば辛く、過酷であったろう当時の村人の日々の暮らしを、筆者の故郷への想いは暖かく救いと平安がある郷愁の春秋記として心地よく和ませてくれる佳作。ぬるさは少しはあるけど暖かい。
角川書店
時雨のあと (新潮文庫) 霜の朝 (新潮文庫) 静かな木 (新潮文庫) 夜消える (文春文庫) 神隠し (新潮文庫)
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