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春風無刀流 (文春文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 113231 位
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戦わぬ武人
山岡鉄舟という人の写真をみると、顔つきや目がとても落ち着き払っていて、
どこにも剣豪というイメージを湧かせるような殺気立った表情はない。その何物をも拒まない、柔和でもなく剛毅でもない澄んだ目が、
この本を読むことで、道を極めて到達した場所にいる人物の目だということがわかる。
それは「無刀流」という名前にも、また、彼の死に際の様子にもあらわれている。
剣豪好きには物足りない内容かもしれないが、
禅と剣を融和させて凡人のおよばない高みにまで昇華させた彼の生き方に興味をもつならば、
ぜひおすすめしたい書である。
う〜ん・・・
山岡鉄舟という人物に興味があり、かつ津本陽という作家もいずれ読んでみようかと思っていたので、今回初めて著者の作品を読んでみた。 が、ドラマ性を期待しすぎていたためか、最初から最後まで資料を淡々と述べているように思われ、作品に没頭できず、鉄舟にも感情移入できなかったことが残念だった。山岡が西郷隆盛に面会する緊迫した場面で、話ももっと盛り上がるのではと思いきや、あっさり書かれているため、「え?それだけ?」と拍子抜けした。こんな人物がいたんだなと紹介する小説と考えればいいかも。 よく言えば飾り気のない、悪く言えば冷淡な内容と言えるでしょうか。 この作品は自分には合わなかったけど、別の津本作品にもいずれ挑戦するつもりです。
文藝春秋
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